地盤調査
地盤調査とは、建物が建つ地盤の性質や地耐力を調べる調査のことです。
地盤調査の方法は、目的に応じて多くの調査法があります。住宅建築の場合は、地盤の表面波(レイリー波)探査法、スウェーデン式サウンディング試験などの調査方法が多く用いられています。
もう調査と工事を分離しましたか
今までの考え方では、地盤調査と地盤改良(杭)工事とをいっしょにできる業者の方が便利であると言われてきました。しかし最近では、工事会社と調査を分離するケースの方が主流になってきています。
弊害の顕在化、その主な理由とは・・?
- 客観的な基礎設計に対するコメントやコンサルタントができにくく、アドバイスを求めても的確な回答を求め難い。
- 工事こそが利益の中心であるため、改良工事が増える調査データになり易い。
- 各工事会社間での正当な競争がうながせず、1社独占または各社協調の関係が生まれ、高コスト体質となり、価格競争力を失う。
- 新工法や各工法に対する公平な情報が入らなくなる。
「調査と工事を切り離す」これが今、ハウスメーカー全体のトレンドです
激しい受注競争の中で、最後の聖域であった「土の中」に対してもコストダウンを行っていくというところまで「価格競争」の波は激しさを増してきました。
そして今、多くのハウスメーカーが工事をしない調査専門の会社によって、中立で公平な調査を行い、そのデータにに基づいて各工事会社に適切な価格競争をうながすというスタイルが採用されるようになってきています。